(回答先: 日本国債2ノッチ格下げでポーランド、チェコ並みに(日経マネー&マーケット) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 13 日 16:23:15)
米国の格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、日本の長期国債の格付けを現在の「Aa3」から引き下げの方向で見直すと発表した。見直しの結果は、据え置きから1、2段階引き下げまで幅があるとしている。ムーディーズは「デフレ対策を打ち出すのに時間がかかればかかるほど、ほかの経済問題の解決が難しくなる」と指摘、日本「格下げ」の動きが、政府が検討中のデフレ対策に影響を与えそうだ。
現在の「Aa3」は、最上位の「Aaa」から数えて4番目で、先進国ではイタリアと同じだが、今回引き下げ方向の見直しに入ることで、イタリアを下回り、事実上、先進国で最低になる。ただ、国際市場で発行される日本政府のユーロ円建て債券などは据え置かれる。
格下げ検討の発表を受けて、一時、国債が売られ、長期金利は上昇。指標となる新発10年国債の業者間取引利回りは1.4%台後半で推移していたが、一時1.515%と前日比0.05%上昇(債券価格は低下)した。その後は、1.49%台に戻している。
ムーディーズは昨年12月に日本国債の格付けを「Aa2」から、「Aa3」に格付けしたばかり。同じ米の格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も同11月に「AAプラス」から「AA」に引き下げている。(13:32)