02/08 12:37 支援融資再開に向け初交渉 アルゼンチンとIMF 外経49
【ワシントン7日共同】深刻な経済危機に陥っているアルゼンチ
ンの再建問題で、同国政府と支援のかなめとなる国際通貨基金(I
MF)による支援融資再開に向けた初交渉が、今月十二日にワシン
トンで開かれる見通しとなった。
七日のアルゼンチンや米メディアの報道によると、レメス経済相
が十二日にワシントンのIMF本部を訪問する予定。
同国への支援をめぐっては、テーラー米財務次官(国際問題担当
)が六日に米議会で「今後もアルゼンチンに全面的に関与を続けて
いく」とこれまでより一歩踏み込んで発言。ただ同次官は、財政、
税制、金融面の改革など課題も併せて指摘しており、融資再開交渉
は曲折も予想される。
アルゼンチン政府は五日、緊縮財政を強化する今年の予算案を国
会に提出。外国為替制度も十一日に変動制へと一本化される見込み
で、同国政府はIMFとの交渉開始の環境が整うと自信を示してい
た。
(了) 020208 1236
[2002-02-08-12:37]