★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
きょう開かれた第15回国債市場懇談会では、雑誌等の見出しで最近取り上げられている“国債暴落”についての諸説について議論された。
議論では、みずほ証券・投資戦略部チーフストラテジストの高田創氏が資料を配布し解説したという。懇談会後に記者会見した吉野直行座長(慶応義塾大学・経済学部教授)は、このうちキャピタル・フライト(資本逃避)に関する議論などを挙げ、国内外の投資家が日本から海外に資金を動かす背景には、日本の金利が低く海外の高い金利に投資妙味があると投資家が判断しているためで、日本の国の信用力の低下が要因ではないとの議論があったとして、「国債が大暴落することはありえない」と強調した。
また、一部で伝えられた国債シンジケート団廃止については、財務省幹部から、現段階では具体的なスケジュールを念頭においているものではない、との説明があったという。
財務省幹部は、「シ団廃止の話については、従来から国債市場懇談会の場で、見直しを含めてそのあり方について様々な意見を聞き、国債の安定消化や国債発行の環境整備のための検討がなされている」として、今後も議論を深めていきたいと述べた。
さらに、長期国債先物取引の使い勝手を向上させるため、東京証券取引所では、2月12日を締め切りに商品性の見直しについて市場関係者に対してアンケート調査を実施しており、“受渡適格銘柄の年限”や“標準物利率”などについて、意見を募集しているという。懇談会メンバーからは、5年物および10年物の先物の活性化を促してほしいとの意見が出たという。