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(回答先: 短期11時30分・短国買い切りオペが「札割れ」(日経マネー&マーケット) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 04 日 12:13:25)
日銀が4日発表した2月の当座預金増減要因見込みによると、同月末の日銀当座預金は前月末に比べて9兆900億円の資金不足(当座預金の減少)要因が発生する見通しだ。政府が補正予算後に短期国債(TB)や5年債など国債を発行して資金調達するためで、前年に比べて6兆6056億円不足幅が拡大するとともに、2月としては1961年以降で最大の不足幅となる。ただ、2月中に償還期日を迎える国債が資金余剰要因となることから、この分を差し引いた実質的な資金不足要因は4兆9200億円程度にとどまる見込みだ。
日銀が現在の資金供給量を維持しようとすれば、金融調節を通じて同額の資金供給をする必要がある。日銀は昨年12月の金融政策決定会合で日銀当座預金残高を10兆−15兆円程度まで引き上げる追加緩和を決めたが、最近のオペではオペの応札額が供給予定額に届かない「札割れ」が多発している。こうした状況について日銀金融市場局は「どんなオペをやっても15兆円を札割れしないで出すのは難しい」と市場で資金余剰感が高まっている現状では残高目標の上限維持が困難であることを認める。