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(回答先: 2001年9月末の不良債権残高36.8兆円・金融庁〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 01 日 18:38:19)
都銀や地銀など全国136銀行の01年9月期の不良債権は36・8兆円(金融再生法ベース)で、01年3月期より3・1兆円増加し、99年3月期の再生法基準導入以来、最大となったことが1日、金融庁のまとめで分かった。「不良債権予備軍」とされる要注意先債権も47・9兆円に上り、不振企業向け融資が銀行に重くのしかかっている実態が改めて浮かんだ。
01年9月期の銀行法に基づく不良債権(リスク管理債権)も35・7兆円で、93年に公表を開始してから最大になった。
再生法ベースの不良債権は、「破たん懸念先以下は2〜3年で最終処理」との政府の方針を受け、最終処理で4・7兆円減ったが、景気低迷に伴い5・2兆円が新規発生。処理を進めても、新たに不良債権化するペースに追いつかない状況が続いている。また、金融庁の検査で金利を緩和している融資先の判定基準を厳格化し、その分が2・8兆円増えた。
内訳は、主要行(都銀・長信銀・信託銀)で22・5兆円、地銀と第2地銀合計で14・2兆円。主要行の全融資額に占める不良債権の比率は6・2%で、01年3月期の5・3%から悪化した。
金融庁は「04年度に不良債権比率を4%以下にして正常化する」との目標を掲げ、「特別検査やRCC(整理回収機構)の強化などで目標達成に全力を尽くすことに変わりない」と強調するが、先行きは不透明だ。
また、要注意先債権は市場から「隠れ不良債権」との疑念を持たれており、01年9月期は同3月期より5・6兆円減ったが、依然、ウエートは大きい。金融庁は特別検査を通じて、要注意先に属する不振企業の選別を進めているが、この処理も不良債権問題解決のカギとなっている。 【木村旬】
[毎日新聞2月1日] ( 2002-02-01-20:51 )