★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
米国の格付け会社、スタンダード&プア―ズ(S&P)は31日、「2002年の日本の信用動向と―低下傾向はより鮮明に」と題するレポートの中で、日本経済はデフレと伴った景気後退に突入しており、2002年はあらゆる部門で信用力が一段と低下するとの厳しい認識を示した。
また、リポートは、2002年度における日本の財政赤字は国内総生産(GDP)比で6%に達し、年度末の一般政府債務総額も、GDP比で140%を上回ることが予想される。このため、日本のソブリン格付けは、「格下げの可能性が高まる」と警告している。同社は昨年、2度にわたって、日本を格下げした。
さらにリポートは、事業会社で多くの倒産が予想され、ハイテク、小売り、商社、建設業界を注視するとしている。また、大手金融機関への政府介入は避けられず、金融機関が破たんした場合、預金者や債権者にも損失の一部負担が求められる、と指摘している。
このほか、保険業界にも言及、生保業界の信用力の悪化は業界全般に及び、損保よりも深刻になる可能性があると断言した。