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(回答先: 自民・麻生氏:内外投資家は過度の円安を好まず―外国プレスと会見(東京 1月30日ブルームバーグ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 30 日 15:41:46)
>一方、上昇傾向にある長期金利については、「3年前の(国と地方を併せた長期債
>務残高は)449兆円で、今(2001年度末)は666兆円になった。しかし、金利は2.50%
>から1.30%に下がっている」と指摘した。
公定歩合:98年 0.5%/昨年11月0.1%
長期金利(10年物国債):98年1.97%/昨年11月1.36%
《日本銀行「金融経済統計月報」より》
長期金利は、現在、1.485%まで上昇している。
しかも、日銀が、日々15兆円もの余剰資金が市場にあるような“超金融緩和”政策を採った上である。
>そのうえで、「『市場に聞け』ということにすると、市場は『もっと国債を出せ』と
>言っていることになってしまう。だからその意味で、金利はなかなか簡単な話ではな
>い」と語った。
麻生政調会長は、その立場で経済政策を語る資質はないようだ。
もちろん、麻生氏が“タメにする論”を展開していることはわかっているが、日銀券じゃぶじゃぶの“超金融緩和”政策のなかで金利が上昇していることを真摯に受け止めなければならない。
『市場に聞け』という言葉を、その声に従って政策を決定するということであれば間違いだが、その声に現実及び近い将来の経済状況に対する判断が含まれているということであれば正しい。
提示した経済の基礎的条件が間違っているので致し方ないが、「市場は『もっと国債を出せ』と言っている」わけではなく、市場は、『政府はもっと国債を発行しそうだ』・『これ以上国債を発行されたら国債価格が下がっていくから先取りしなければ』と判断しているのだ。
「金利はなかなか簡単な話ではない」というのは現実だが、わかりやすい話レベルの金利が理解できないのは、政調会長としての資質に欠けているということである。
金利予測は難しいが、公定歩合が現状のままであれば、長期金利が“1.67%”まで上昇しても経済論理的には見合っていると思っている。
そして、それは、その分保有既発国債の価格が下がるということであり、銀行の体力低下さらには銀行破綻につながっていく大問題である。
このような危機を認識しないでとんでもない発言していると、国を滅ぼすことになる。
国は滅んでも、民は残るけどね。