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来日中のオニール米財務長官は22日午後記者会見し、為替相場などについて次の通りコメントした。
◎円の対ドル相場について: 「塩川財務相は為替相場について自身の見解をいくつか示した。財務相がどう発言したしたかについての説明は、財務相自身に任せる。わたしとしては、為替相場の問題に直接関与しないことを選ぶが、為替相場を操作することで巨額の不良債権処理や、生産性の改善につなげることはできないとみている。このため、日本の抱える重要な問題を論じるのに、(為替問題を取り上げるのは)的外れだ」 「通貨の下落は不良債権問題を解決しないし、生産性を改善しない」
◎為替「操作」について: 「保護主義政策は絶対にうまくいかない。誤った為替操作は結局のところ、保護主義的な行動の一環だ。経済の歴史を振り返れば、このような政策が中・長期的には役に立たず、生産性の強化を重視すべきであることが分かる」
◎自身の外為に対する姿勢について: 「わたしは米国の為替相場政策は良好との見方を持っている。われわれは強いドルの価値を確信している」