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(回答先: 米財務長官、柳沢金融相に早急な不良債権処理が重要との認識示す[東京 21日 ロイター] 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 1 月 21 日 20:47:45)
柳沢伯夫金融担当相は21日、来日中のオニール米財務長官と金融庁内で会談した。柳沢金融相は「金融不安を起こさないためあらゆる措置をとっていく」との小泉純一郎首相の決意を強調。オニール長官は「早急な不良債権処理が重要だ。生産性の上がる分野に資源を配分して高い成長経路に戻ることを期待する」と表明した。
両相は昨年9月のオニール長官の訪日時に会談の予定を組んでいたが、米同時多発テロでオニール長官が急きょ帰国。4カ月遅れでの仕切り直しとなった。「日本の不良債権問題への対応を聞きたい」とのオニール長官の意向に沿う形で、約70分間の会談の大半を柳沢金融相による日本の政策の説明に費やした。
金融相は「金融不安を起こさないため、あらゆる措置をとる」との首相のこの日朝の発言を受けて「1998年の金融危機を経て、きちんとした安全網ができている」と説明。危機時には15兆円の公的資金枠を活用して、資本注入できる仕組みなどに言及した。