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(回答先: 東京海上と朝日生命、経営統合見直しの話は聞いていない=金融庁長官[東京 21日 ロイター] 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 1 月 21 日 20:50:38)
ミレア保険グループの東京海上火災保険と朝日生命保険の生保再編計画をめぐる交渉が大詰めを迎えている。「生損保融合型の新しいビジネスモデルの構築」をうたう計画だが、両社の交渉は難航している。背景には、「経済合理性と周囲の評判」(東京海上幹部)の間で苦悩する東京海上のジレンマがある。1月末の決定に向け、両社はぎりぎりの調整を迫られる。
構想は、(1)今年3月をめどに、朝日生命の新規営業部門を東京海上の生保子会社「東京海上あんしん生命保険」に譲渡(2)東京海上が朝日生命に基金(株式会社の資本金に相当)を拠出(3)既契約管理会社となる朝日生命が03年3月をめどに、あんしん生命と合併――の3点からなる。
本来、両社は04年の経営統合を予定していたが、昨年11月になって、朝日生命が東京海上に経営統合の前倒しを要望。両社が実現に向けて検討を行うことになった。
しかし、計画表面化後、東京海上の株価や格付けは急低下。昨年12月の臨時株主総会では、株主が石原邦夫社長に強い口調で計画の撤回を迫る場面もあった。
背景には、大手生保の中で相対的に弱い朝日生命の財務体質への懸念がある。石原社長は決着に当たっては「経済合理性で判断する」と繰り返し述べているが、これは朝日生命との交渉次第で、東京海上の負担が重くなると見ているためだ。
朝日に支払うのれん代(営業権の譲渡に伴う対価)として、東京海上は1000億円超を想定している一方、朝日は2000億円近くを希望している模様だ。このほか、基金の拠出額など朝日生命が満足できない水準で決着すれば、朝日は別の方法で財務強化を迫られる可能性も出てくる。東京海上への批判も強まると見られ、同社の悩みは深い。
構想のうち、東京海上の負担がもっとも重くなるとみられる「あんしん生命」との合併問題については、1月末の発表時には時期などを確約せず、4月のミレアの持ち株会社発足後に再検討する可能性がある。しかし、3点セットでの決着が必要との見方のほか、合併の確約を得たい朝日生命の事情もある。着地点を探る両社の取り組みが注目される。 【増田博樹】
( 2002-01-21-20:18 )