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ダイエーは14日、経営再建に向けて、関東に営業基盤を持つグループの食品スーパー「セイフー」と「グルメシティ」を、食品スーパー大手のマルエツと統合する方向で検討に入った。セイフーとグルメシティの売上高は、計1480億円で店舗数は112店舗に及ぶ。別会社化されているセイフーは、2001年2月期で159億円の債務超過に陥っている。グルメシティはダイエー本体の1部門だが業績が低迷している。ダイエーは主力4行から金融支援を受けて、2つのスーパーの損失を一掃したうえ、経営が好調なマルエツに統合する考えで、グループ全体の財務状況も改善される見通しだ。統合後、ダイエーは総合スーパーとしての経営に特化、再建を急ぐ方針だ。
ダイエーは主力4銀行と新経営3か年計画を検討中で、月内にも発表するが、グループの不採算会社や部門の整理・統合は、この計画の柱となり、食品スーパーの統合も盛り込まれる見通しだ。
マルエツは、ダイエーがグループとして37%の株式を持つ筆頭株主で、売上高(2001年2月期)は3200億円、経常利益は46億円と業績が安定している。ダイエーは、25%のマルエツ株を保有する大手商社の丸紅との間で、セイフーとグルメシティの統合の調整に入っている。丸紅は関東圏の食品スーパーの連合体を作り、商品供給などの規模を拡大していく方針で、ダイエーは、今回の統合案は丸紅の戦略にも合致するとみている。
また、ダイエーは、近畿地区の食品スーパーのサカエ、マルエー、ミドリの3社についても2002年3月に1社に統合する方針で、食品スーパー事業の再編で本業の収益力回復に弾みをつけたい考えだ。