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(回答先: インフレ目標政策に強い意欲=英国の例は参考になる−竹中担当相 【ロンドン11日時事】 投稿者 SANETOMI 日時 2002 年 1 月 12 日 08:51:48)
竹中平蔵経済財政担当相は11日、米英歴訪を締めくくる記者会見をロンドンで行い、デフレ脱却に政府が主導権を発揮する必要性を強調した。「インフレ目標を政府が策定し、中央銀行が達成に向けて具体的に取り組むという、英国の経験は大いに参考になる」と述べ、経済財政諮問会議を通じてインフレ目標政策などを具体的に検討していく考えを示した。
英国を「手本」に引いて、インフレ目標政策に消極的な日本銀行をけん制するものといえる。
竹中経財相は「デフレという新しい問題に直面しているのだから、新しい努力が求められる」とした上で、「金融当局も伝統的な手法にとらわれず、努力してもらうことが大事だ」と日銀に注文をつけた。
英国ではインフレ率の目標数字を政府が決め、英中銀が目標達成のために政府から独立して金融政策を運営する仕組みだ。現在の目標は小売物価上昇率で年率2.5%で、上下1%の幅に維持することになっている。ただ、もともとインフレ抑制に向けて92年から採用された仕組みで、デフレ脱却に物価上昇を期待するものではない。(