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(回答先: 円安:「年末に150〜160円も」 元大蔵財務官・榊原氏〔毎日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 10 日 23:50:31)
前大蔵省財務官で「ミスター円」と呼ばれた榊原英資・慶大教授が10日、日本記者クラブで講演し、「このまま構造改革が行われなければ、年末には1ドル=150円〜160円になる」との見方を示した。最近の急速な円安の原因は、日本経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が弱くなってきたことにあると指摘した。
政府・与党内では、このところ「1ドル=140円台は許容範囲」(自民党首脳)など円安容認の発言が相次ぎ、市場関係者の間では「財務省が円安に誘導している」との観測が流れた。これに対し、榊原氏は「90年代以降、日本企業の競争力が弱ってきている。円高トレンド(基調)は終わり、円安トレンドになった」と語り、政策的な円安相場という見方を否定した。
また円安に警戒感を持つとされる中国や韓国などに対して、榊原氏は「アジア諸国と為替政策で協調を始めるべきだ」と持論を披露。「10年後には中国と日本との間で『プラザ合意』をしなければならないだろう。アジア通貨基金のようなものを進めていくことも必要だ」と語った。
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