★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
総務省の情報通信経済研究会(情報通信政策局長の私的研究会)は8日、政府のIT(情報技術)政策の具体策を盛り込んだ「e―Japan重点計画」(2001年度―2005年度)が国内経済に与える波及効果を試算した報告書をまとめた。
それによると、計画の実施に伴うIT関連の公的投資の拡大や関連機器の生産増などで、2005年度末には、185万人の新規雇用が生まれるとしているほか、潜在成長率を0・5%押し上げる効果があると推計した。また、就業者1人当たりの労働生産性も2・8―3・5%向上すると予測した。
一方、インターネットの普及が個人の消費行動に与える影響については、IT導入に伴う流通部門のコスト削減で商品の価格が低下、消費者の購買意欲が刺激されて1人当たり年額約2万7000円の消費拡大が見込めると分析している。特に、インターネット利用者は、電子商取引の積極的な活用やIT関連商品の購入で年額17万―18万円の消費が増えると推計した。
e―Japan計画は、日本を世界最先端のIT国家にするため、2005年までに全国3000万世帯が高速インターネット接続サービスを利用できるようにすることなどを目標に掲げている。