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(回答先: 大統領にドゥアルデ氏 「救国内閣」で危機脱却へ 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 1 月 02 日 17:45:09)
【リオデジャネイロ2日共同】「国家は破産しており、壊滅をもたらした1ドル=1ペソを保証する通貨制度は、その幕を閉じる」。アルゼンチンのドゥアルデ新大統領は1日、国会での演説で、1991年以来の兌換(だかん)法を撤廃する方針を表明した。
地元紙によると、新大統領の経済ブレーンは、一般企業や個人の住宅ローンなどの融資契約をドル建てからペソ建てに切り替えた上で、輸出競争力を回復するためペソの切り下げに踏み切る手法を検討中という。
企業や国民の多くはドル建ての借入金やローンを抱えており、切り下げで収益や給与が目減りすれば、企業倒産や個人破産が頻発するのは必至であり、2段階の措置で社会の混乱を極力抑えようという狙いだ。
また新大統領は「国家が国民の預金を保証する」「ドルの預金はドルで受け取ることができる」と強調し、将来の切り下げによる預金の目減りを恐れる国民の不安解消にも努めている。