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01/02 13:03 大統領にドゥアルデ氏 「救国内閣」で危機脱却へ 外信12
【メキシコ市1日共同】経済危機による社会不安が続くアルゼン
チンの国会の上下院議員総会は一日夜、辞任したロドリゲス暫定大
統領の後任に元副大統領のエドゥアルド・ドゥアルデ上院議員(6
0)を選出した。政権安定化のため、三月の大統領選は見送り、任
期をデラルア元大統領の任期満了である二○○三年末までとした。
新政権の経済政策や閣僚は四日発表の予定だが、対外債務の支払
いも当面は停止、一ドル=一ペソを維持する兌換(だかん)法を廃
止する方向で検討している。
相次ぐ国家元首の交代で政治的な混乱が続く中、「救国内閣」と
なる新政権は与野党一体で危機脱却を目指す。しかし、暴動の要因
となった預金引き出し規制への国民の不満は根強い上に、金融市場
の信頼回復にも困難が予測され、新政権は多難な船出となった。
ドゥアルデ氏は大統領就任後、演説し「社会の平穏を回復させ、
新たな経済社会モデルの基盤を確立する。国際社会との協調も必要
だ」と述べた。
ドゥアルデ氏はブエノスアイレス州出身。副大統領、同州知事な
どを歴任した後、一九九九年の大統領選に出馬したが、デラルア氏
に敗れ、上院議員に転じた。
暴動が全土に及んだアルゼンチンでは、先月二十日、デラルア大
統領が辞任、ロドリゲス氏が暫定大統領に選出された。同氏は対外
債務の支払い停止を宣言、新国債「アルヘンティノ」の発行など矢
継ぎ早に政策を打ち出したが、最大勢力の正義党内の支持を失った
うえ、騒乱状態も収拾できず、就任から一週間で退陣に追い込まれ
た。
(了) 020102 1303
[2002-01-02-13:03]