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(回答先: 公的資金注入行、健全化計画の大幅未達でさらなるリストラへ=フォローアップで金融庁[東京 21日 ロイター] 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 12 月 21 日 21:01:49)
金融庁は21日、公的資金の資本注入を受けた22銀行(持ち株会社を含む)について、今年9月末時点の経営健全化計画の達成状況を公表した。大手行では、みずほフィナンシャルグループなど4グループが中間期に最終赤字に転落。景気停滞で取引先の業況が悪化、不良債権の処理損失が膨らんでいるため、通期で健全化計画を達成するのが難しい銀行が多い。金融庁は一段のリストラや収益力向上を求める。
大手銀行で公的資金の注入を受けたのは、みずほ、UFJの2グループと三井住友、大和、あさひ、住友信託、中央三井信託の5行。各行は金融庁の特別検査で不良債権の追加処理を迫られると判断して、住友信託を除く各行が通期で大幅な最終赤字を計上する予測を発表。健全化計画に盛り込んだ通期の利益計画の達成を断念している。
金融庁は公的資金の早期返済には利益水準の引き上げが不可欠とみている。同庁は各行の最終利益が2002年3月期に計画より3割以上下回った場合は、従業員の削減拡大など追加リストラを求める。