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(回答先: アルゼンチン大統領辞任で、債務借り換え交渉に遅れも=海外債権者[REUTERS] 2001/12/21 09:20:01 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 21 日 11:54:40)
【メキシコ市20日=大屋敷英樹】
経済危機に端を発した略奪騒動で非常事態が宣言されたアルゼンチンのデラルア大統領が20日午後(日本時間21日未明)、連邦議会に辞表を提出した。辞表が受理されるのは確実で、巨額の公的債務不履行(デフォルト)の不安から暴動にも発展した同国の経済危機はわずか1日でデラルア政権の崩壊を招いた。後任には、憲法規定によって野党・正義党のラモン・プエルタ上院議長が暫定大統領に就任する見通し。
デラルア氏は辞表提出に先立ち、大統領官邸で国民向けにテレビ演説し、「多大な債務や社会危機、大量の失業に直面し、解決に努力したが、結果は全国民の希望に沿うことが出来なかった」と述べ、政情不安を招いた責任を取って辞任する意向を説明した。また、全閣僚の辞表提出を受けて最大野党・正義党に連立政権樹立を呼びかけ、挙国一致内閣を目指したが拒否されたことで、辞任を決意したと語った。
今後は超緊縮予算に反対していたプエルタ氏が当面、経済危機にどのように対処するかが焦点となる。
一方、略奪騒動に端を発した混乱による犠牲者は20日までに22人となった。
(12月21日11:49)