★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
大手スーパーのダイエーの経営再建策をめぐり、整理回収機構(RCC)を活用する案が主力行や政府内に浮上していることが15日明らかになった。週内にも主力行とダイエーが再建策の大枠を固めるのを受けて検討に入るが、RCCが主力行以外の地方銀行などからダイエー向けの債権を時価で買い取る案が出ている。
国の機関であるRCCを活用することでダイエー再建が企業再建と不良債権処理を進めるモデルケースとなる可能性がある。
ダイエーは、総額2兆3000億円の債務のうち約1兆円はUFJ(旧三和、東海)、三井住友、富士の主力3銀行以外にも都銀、地銀などから融資を受けている。今回の再建計画は3行とダイエーが進めているが、再建策の実行段階では、その他の金融機関の債権の扱いが焦点となる。このため3行以外の債権をRCCが時価で買い取り、債権回収を進めるとともに、買い取った債権の一部を出資に振り替えるデットエクイティスワップ(DES、債務の株式化)を行うことが検討される見通しだ。
また、RCCや3行が債権を転換した株式などを集めて大株主としてダイエー再建を監視するため、企業再建ファンドを設立する構想もある。ファンドには日本政策投資銀行などから出資を募り、国をあげて再建を支援する姿勢を示す。