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01/15 16:43 日銀オペで札割れ相次ぐ 量的緩和の拡大が背景 金融38
共同
日銀が十五日実施した公開市場操作(オペレーション)で、金融
機関の応札額が予定額に届かない「札割れ」が相次いだ。「札割れ
」は前週末の十一日以来二営業日連続。
昨年十二月、日銀が当座預金残高の目標を引き上げるなど量的緩
和策の拡大に踏み切って以来、市場では資金余剰感が強まり、金融
機関の資金調達意欲が乏しくなっているためだ。
日銀はオペによって、金融機関からコマーシャルペーパー(CP
)や短期国債などを一定期間買い取る形で資金を供給する。この日
通知した今月十七日から二月十五日までの四千億円のCP買いオペ
では、金融機関からの応札は三千七百十億円しか集まらなかった。
国債借り入れオペでも応札額が予定額を下回った。
市場関係者は「金利上昇の可能性が低い三月末までの資金需要は
低迷する」(都銀)とみている。しかし、金融機関の破たん時に定
期預金などの払戻保証額を元本一千万円とその利息までとするペイ
オフを四月に控え、資金の出し手である機関投資家が慎重姿勢を示
していることもあり、三月末を越えるオペについては、予定額以上
の応札が集まりそうだ。
(了) 020115 1642
[2002-01-15-16:43]