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(回答先: 法定準備金の取崩額、まだ決まっていない=寺西UFJ銀行頭取[東京15日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 15 日 11:22:00)
大手金融グループのUFJホールディングスは15日、財務基盤の強化を図るため、自己資本の一部として積み立てが義務付けられている法定準備金を1兆円取り崩すことを決めた。同日午後、発表する。同準備金の取り崩しは、主要行で三井住友、あさひ、大和、中央三井信託の各銀行も実施する方針だが、取り崩し額はUFJが最大となる。
同準備金の取り崩しは、不良債権処理などを進めるための措置だ。UFJ傘下の三和銀行と東海銀行は同日合併して「UFJ銀行」が誕生した。しかし、総資産が約78兆円と国内2位の巨大銀行は、逆風下でのスタートとなった。
UFJグループの東洋信託銀行も同日付で「UFJ信託銀行」に名称変更し、三和、東海、東洋信託の3行が昨年4月に持ち株会社UFJホールディングスを共同で設立した経営統合は、今回の合併・組織変更によって完了した。
東京・大手町のUFJ東京本部では同日午前8時から記念セレモニーが開かれ、UFJ銀行の寺西正司・初代頭取が「最大の課題は不良債権処理に道筋をつけることだ」と述べた。
同ホールディングスの1兆円の法定準備金の取り崩しは、今年3月期に2兆円の不良債権処理損を計上し、連結の税引き後利益が6000億円の赤字に転落する見通しを踏まえたものだ。
同ホールディングスは取り崩した同準備金を剰余金に振り替え、傘下企業の自社株消却にあてたり、株式の取得など今後の再編戦略に備える資金とする。
また、UFJ銀行も、不良債権や保有株の評価損の処理のため、法定準備金を取り崩す方針で、金額は今後調整する。
今後の最大の焦点は、UFJグループだけで約7000億円の融資残高を持つ大手スーパーのダイエーの再建への対応だ。寺西頭取はUFJ銀行を含めた主力銀行で調整中のダイエーの再建策に触れ、「ダイエーにとって1番いい再生の道ならば(債権放棄を)選択肢の一つとして考えればいい」と述べ、債権放棄に応じる考えを示唆した。
金融界は、大手銀行がみずほ、三井住友、UFJ、三菱東京、大和・あさひの5グループに統合される方向が固まり、金融再編の仕上げの時期に入っている。
主要行で今期中に6兆4000億円と巨額の不良債権処理を実施する予定で、各グループとも厳しい対応を迫られている。
(1月15日11:23)