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三和銀行と東海銀行が合併して15日に発足したUFJ銀行の寺西頭取は、法定準備金の取り崩し額について、まだ決まっていない、と述べた。
UFJ銀行の発足式典で報道陣に述べたもの。
寺西頭取は、UFJグループが今期中に法定準備金1兆円を取り崩す方針との一部報道に関連して、「(取り崩しを)検討している。ただ、1兆円という金額はまだ決まったわけではない」と述べた。
また、経営再建中のダイエー <8263> について、寺西頭取は、「われわれは、生き残る立派な企業だと思っている」と評価した。ダイエーのリストラ策については、「ダイエー自身の問題」と指摘した。 さらに、ダイエー再建について、主力4行(三和銀、東海銀、富士銀、三井住友銀行 <8318> )の支援体制が3行体制に変わることについて、「協調体制は揺るぎない。これまでどおり力を合わせてやっていく」と述べた。その上で、ダイエーの債権放棄要請を受け入れる可能性については、「そういう道がダイエーにとって一番よい再建の道なら、3行で相談しながらだが、選択肢の一つ」と語った。
一方、寺西頭取は、公的資金の必要性について、過去の自力調達などで自己資本比率は十分な水準にあるとして、かさねて「必要ない」と強調した。また、UFJホールディングス <8307> の株価が先週末に4大グループ(他にみずほホールディングス <8305> 、三井住友銀行、三菱東京フィナンシャル・グループ <8306> )で最下位に転落したことについて、「非常に残念。これは、マーケットからの不良債権処理を早く進めろというメッセージだと思っている。(市場の)声に応えていきたい」と述べた。