投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 07 日 11:35:53:
多額の負債を抱え経営難に陥っていた高松琴平電気鉄道(高松市、千田穣一社長)は7日、同グループの「コトデンバス」(同市、荒木伸社長)とともに、民事再生法の適用を高松地裁に申請した。同鉄道は、債務保証していた子会社の「コトデンそごう」が今年1月に経営破たんして負債が増加、銀行団に151億円の負債免除を要請していたが、同意を得られず、自主再建を断念した。帝国データバンクなどによると、負債総額は同鉄道が約328億円、コトデンバスが約128億円。同鉄道は香川県内唯一の私鉄で、1日の利用者は約4万人。営業を続けながら、自治体に支援を要請し再建を目指す。
同鉄道は、今年10月29日、再建基本計画を提示。路線を持つ香川県内1市8町に行政支援を、債権を持つ金融機関12行には計151億円の債務免除などをそれぞれ要請していた。しかし、金融機関から前向きな回答が得られなかったことから、6日夜の臨時取締役会で自主再建を断念する方針を固めた。
同鉄道は、それぞれ別会社だった3社が合併し1943年に設立。琴平線、長尾線、志度線の3路線があり、営業距離は計約60キロ。 【清水直樹】
[毎日新聞12月7日] ( 2001-12-07-11:08 )