投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 12:15:14:
【ワシントン5日=天野真志】
国際通貨基金(IMF)は5日、臨時理事会を開き、経済危機に陥ったアルゼンチンに対する追加融資の決定を当面見送る方針を決めた。アルゼンチン政府は、IMFに約13億ドルの追加融資を要請していたが、同国がIMFに約束していた今年の財政赤字の削減目標を達成できない見通しが強まったためだ。IMFは声明を発表し、「(追加融資の決定は)現段階ではできないが、今後もアルゼンチン政府と密接に協議していく」と強調した。
同国の今年の財政赤字は78億ドルに達し、当初目標の65億ドルを上回る見込みだ。IMFは昨年末、財政赤字の削減などを条件に総額400億ドルの融資枠を設定しており、同国は主要な国債の多額の利払い期日である今月19日までに、この枠から13億ドルの融資の実施を求めていた。
(12月6日10:27)