投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 29 日 18:54:32:
(回答先: 日興アセットなど4社のMMF元本割れを発表・投信協会〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 29 日 17:54:01)
投資信託協会は29日、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)の元本割れについての状況について発表した。それによると日興アセットマネジメント、パートナーズ投信、日本投信委託、スミセイグロ−バル投信の4社のMMFに元本割れが生じた。経営に行き詰まった米エネルギー大手のエンロン社の、ユーロ円社債を時価で売却したことにより発生した。「MMFを運用している他の12社からは、MMFに同債券は組み入れられていないとの報告を受けている」(投信協会)という。4社の組入れ状況は以下の通り。日興アセット・組入れ額255億円(純資産額2兆7034億円・組入れ比率0.94%)、パートナーズ・50億円(4733億円・1.06%)、日本・70億円(1112億円・6.29%)、スミセイ・30億円(566億円・5.30%)。組入れ額は4社合計で405億円。
市場では「エンロン・ショック」は長引きそうとの見方が強い。MMFの4社だけでなく、「公社債投信にもわかっているだけで229億円」(投信関係者)あり、”被害”はさらに拡大する可能性もある。また、「当社で販売しているMMFは問題なかったものの、MMF全体のイメージ悪化による『風評』で、解約売りが出るかもしれない」(準大手証券)と危惧する声も聞かれる。一方、「エンロン債を組入れていたMMFを運用する投信会社に解約売りが殺到した場合、資金的な余裕はあるのか」(経済評論家)など、信用不安を口にする向きもある。今晩のニューヨーク株式市場も気がかり。前日もエンロン危機で下げたものの、「損失拡大があるようなら、さらに下落する公算もある」(市場関係者)との見方があった。