投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 28 日 22:01:34:
(回答先: 「生保離れ」さらに鮮明に 大手7社が上半期業績発表〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 28 日 21:59:31)
主要生命保険10社は28日、2001年度上半期(4-9月)の業績を発表した。株安と超低金利が経営を直撃し、財務の健全性を測る指標の一つであるソルベンシーマージン(保険金支払い余力)比率は、前期末に比べて全社で低下した。契約者に約束した利回り(予定利率)に運用実績が届かず発生する「逆ざや」も2002年3月末にさらに拡大する見通し。解約も高水準で推移、生保経営は厳しさを増している。
ソルベンシーマージン比率は生保が保険金を支払う能力を示す。全社で同比率が低下したのは、9月末の株式相場が日経平均株価で2001年3月末より約25%下落し、有価証券の含み益が目減りしたことが主因。資産全体に占める株式の比率が比較的高い明治生命保険などは落ち込み幅が100ポイントを超えた。金融庁が業務改善命令などの早期是正措置を発動するのは同比率が200%を割り込んだ場合で、各社ともその水準は大きく上回っている。ただ経営の安定性を増すため、親密先金融機関に基金(株式会社の資本金に相当)の拠出を求めるなど、自己資本の充実を急ぐ動きも加速している。