投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 29 日 22:19:00:
北陸銀行(富山市)は29日、2002年3月期決算が1200億円の経常赤字に転落する見通しになったとして、政府に割り当てた優先株への配当を見送ると発表した。優先株を無配とするのは足利銀行(宇都宮市)に次いで2行目。犬島伸一郎頭取は責任を取り、来年6月の株主総会を機に退任する意向。また、自己資本充実のため、数百億円の増資を行う考え。
北陸銀行は、9月末の有価証券含み損が約894億円で、うち9月中間期に783億円を処理。さらに700億円の不良債権処理を行った結果、同中間期は1260億円の経常赤字、通期も1200億円の赤字見通しとなった。
同行は1999年、750億円の公的資金を受け、政府に優先株を発行。優先株が無配となれば、政府には議決権が生じ、同行の経営に関与できる。
(10月29日20:54)