投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 27 日 09:52:01:
回答先: 経済諮問会議:公共事業めぐる議論スタート、民間議員VS国土・農水 東京 10月26日 (ブルームバーグ) 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 27 日 09:38:28:
政府の経済財政諮問会議は、中期経済財政計画策定のための審議をスタート、きょうの会合では、制度上の問題の
ひとつである社会資本整備のあり方について、集中審議した。対GDP比で高水準の公共投資水準を欧米並みにすべきとする民間議員の私案を
ベースに議論したが、扇国土交通相、武部農水相などが反論、意見交換に終始した。
終了後会見した竹中経済財政担当相が明らかにした。
社会資本整備のあり方についての議論では、民間議員側が、(1)予算配分を硬直的にしている特定財源の見直しについて、2002年度、2003
年度予算でそのあり方を見直す必要がある、(2)マクロ経済や財政と整合的な公共投資水準についての具体的な数字を例示して中期的な目標
設定を提案した。
これに対して、扇国土交通相は「財政制約から、公共投資を削減することは理解できるが、外国と比較して、GDPに占める割合だけで削減するこ
とは不適切」と反論した、という。
竹中担当相も、「民間議員の数字は例示として示されたもので、マクロ経済との整合性のなかでフィージビリティをチェックしなければならない」と
し、きょうの会議での合意をみなかったことを明らかにした。
ただ、竹中担当相は、個人的な意見として、「民間議員のペーパーは、リアリスティックに書いてある。改革のポイントも網羅的に示している。数字
そのものは、マクロ経済との整合性を含め、詰めていかなければならないが、リアリティのあるものと思う」と述べ、支持する考えを示している。
今後の段取りについては、私見として、次回諮問会議で、中期経済財政計画のフレームワークについての議論をスタートさせたい、と述べた。今
後、規制改革や不良債権処理問題、空洞化などの問題について集中審議し、中期経済財政計画に反映させていく、としている。