投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 23 日 15:37:14:
回答先: 竹中経済財政相:デノミは議論の価値、財源多様化に「転換国債」 東京 10月23日(ブルームバーグ) 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 23 日 13:47:51:
竹中経済財政担当相は、個人的意見としたうえで、国の財源として、転換国債というものもあるかもしれない、との認識を示した。
閣議後の会見で述べたもの。
竹中経済財政担当相は、国の財源として、「(国有)財産の売却は重要なポイントである。また、個人的な見解だが以前から考えているのは、転換社債というものもあるが、転換国債というものもあるかもしれない、と思っている。NTTの株を(国が)持っているから、そのような株に転換することを条件に国債発行をすることもある」との考えを示した。
一方で、竹中担当相は、「個人的には、国債が野放図に拡大することによる、国債市場の値崩れとかのリスクもある。多様な思考を取り入れていきたい」と語った。また、同相は、“転換国債の議論は、経済財政諮問会議にも乗せていきたいということか”、との質問に対しては、「個人的意見なので、フィージビリティとかを、まだ検証したわけではない。こういう考え方もある、との示唆ぐらいはする」と答えた。
また、竹中経済財政担当相は、デノミネーションについて、「以前から重要な選択肢と思っていた」としたうえで、「議論が続いているが、きっかけがない。日本は便乗値上げの問題があったが、そういうそういう状況でなくなっている、というのはひとつのチャンスだと思う」と述べた。そのうえで、「改革というのは、心機一転、日本の歴史を新しく作ろう、ということだから、その点からも意味があると思う。ただし、明日やろうということではない。制度改革、規制改革が軌道に乗った段階、もしくは乗りつつある段階で、議論する価値のある問題である」と語った。
また、竹中担当相は、今朝閣議後と昼に、小泉首相、福田官房長官、塩川財務相、石原行政改革担当相らと会談したことを明らかにしたうえで、会談の内容について、「補正予算の枠組みが決まりつつあるなかで、その後の改革、特に規制改革、規制緩和について経済活性化に向け、新たにネジを巻きたい、ということだった」と述べた。
このほか、今年度の経済見通しの発表時期について、「予算審議も始まるので、そう遅くない時期に出さないとならない」としたうえで、26日に発表できるかどうかは未定である、と語った。