投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 23 日 13:47:51:
竹中平蔵・経済財政政策担当相は23 日午後の閣議後の記者会見で、デノ
ミ(通貨呼称単位の変更)導入は議論する 価値があるとの見解を明らかにするとともに、個人的な考えとして
国の財源多 様化の一環として「転換国債」発行を考えていることをあらためて指摘した。
同相はデノミについて、「前から重要な選択肢だと思っていた」と指摘。「(こ れまで)議論が続いてはいたが、
(導入の)きっかけがなかった」ものの、今は 「便乗値上げなど(物価面の懸念)がないなかで、(導入の)チャン
スではある」 と述べた。ただ「明日やるというのではなくて、規制改革、制度改革が進むな かで議論する価値
がある」と語った。
また転換国債を検討している背景として、国が「多様な(資金)調達を考 えていかなければならない」と強調。
実現可能性ついては、「まだ(政府内で) 相談していないが、諮問会議で示唆ぐらいはしようと思っている」と語
り、経 済財政諮問会議で問題提起する考えを示した。
同相は17日のブルームバーグ・ニュースとの単独会見で、NTT株など政 府保有株式を活用した転換国債の
発行を提案した。