投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 10 日 17:06:02:
柳沢伯夫金融担当相は9日の参院予算委員会で、2002年3月期に国の購入した優先株が無配になるとの見通しを示している
足利銀行への対応について「発生する議決権は行使することになる」と明言した。さらに「経営陣の責任追及はある意味で
当然のこと」と指摘し、無配が確定すれば議決権の行使を通じて経営責任を追及する考えを示した。民主党の浅尾慶一郎氏
への答弁。
国が銀行に資本注入した際に購入した優先株は、株主総会での議決権はないが、無配の場合に議決権が自動的に生じる仕
組み。足利銀行は8月に経営健全化計画を見直した際に「現状では2001年度の優先株式の配当は難しいことが想定される」
との見通しを示していた。来年5月下旬にまとまる2002年3月期決算の結果、無配が確定すれば、株主総会で国が議決権を
行使する運びとなる。