投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 03 日 07:47:34:
郵便局が個人投資家向けに窓口で販売する国債の売れ行きが
急激に落ち込んでいる。日銀の金融緩和策によって窓販の中心
だった二年物国債の利回りが〇・一%を下回る水準まで急低下
したためで、郵政事業庁によると今年度上期(四−九月)は販
売予定額の六割に当たる約一兆三千四百億円が売れ残った。
郵便局の今年度上期の国債販売予定額は約ニ兆二千六百億円
だったが、販売額は約九千三百億円で販売率は四一%にとどまった。
特に売れ行きが悪化したのは二年物国債。一年前は〇・六%台
の利回りがあり、個人投資家の人気を集めて発売から三十分で
完売したこともあったが、利回り急低下で売れ行きが落ちた。
九月十四日まで販売していた二年物国債九月債の応募者利回りは、
税引き前で〇・〇八四%。同年限の預貯金より高い利回りとはい
え、百万円購入しても税引き前で八百四十円しか利子が付かず、
敬遠する個人投資家が増えた。
郵便局は今年度総額三兆九千億円の国債を引き受ける予定。
窓販で売れ残った国債は郵便貯金が引き取ることになっている。