投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 7 月 30 日 17:10:25:
回答先: 東証、バブル後安値に接近 自民大勝にも反応薄〔共同通信〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 7 月 30 日 12:04:34:
30日の東京株式市場は、朝方発表された6月の鉱工業生産動向速報が市場予測より悪かったことなどを嫌気し、先物先行でジリジリ値を下げ、午後に入ってバブル崩壊後最安値を割り込んだ。参院選の自民党大勝について、市場では「織り込み済み」として、買い材料にはなっていない。今後の具体的政策に対する様子見ムードが強く、引き続き薄商いになっている。
日経平均株価は午後の取引開始後間もなく、前週末比209円41銭安の1万1588円67銭を付け、23日に付けた終値ベースの最安値1万1609円63銭を割った。東証株価指数(TOPIX)も同15ポイント以上低くなっている。02年3月期の大幅な業績悪化が明らかになったソニーが年初来安値を更新して市場心理を冷やし、株価指数に与える影響力の大きいハイテク、銀行株が安くなっている。
景気、企業業績の悪化懸念に加え、9月中間決算に向けた持ち合い株解消売り圧力の強まりから、相場は当面、上値の重い展開が続くとみられる。「自民圧勝で、景気への配慮に欠ける『小泉改革』をストレートに進めやすくなったのは、短期的にはマイナス要因」(証券アナリスト)との見方もあり、市場関係者が重視する証券税制見直しや不良債権最終処理、補正予算などをめぐる論議の行方が今後の焦点となる。 【吉原宏樹】
[毎日新聞7月30日] ( 2001-07-30-12:59 )