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(回答先: 雪印食品、豪州産の牛を「国産」と偽装〜狂牛病救済制度を悪用(ZAKZAK 2002/01/23) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 23 日 12:33:40)
また雪印ブランドが地に落ちた。集団食中毒事件で社会的に厳しく批判された雪印乳業だが、今度は子会社の雪印食品が輸入牛肉を国産に偽装していたことが二十三日、明らかになった。狂牛病騒動で打撃を受けた業者の救済を目的とした善意の買い取り制度を悪用。売れ行きが落ちた在庫牛肉を処分しようとした姑息(こそく)な手口だった。雪印食品幹部は記者会見で偽装を認め、謝罪したものの、兵庫県警が詐欺容疑で捜査を始めており、雪印ブランドに致命傷をあたえかねない事件となりそうだ。
雪印食品は二十三日午前、吉田升三社長ら幹部五人が東京都中央区の本社で記者会見し、狂牛病をめぐる国の牛肉買い取り制度を悪用しようと輸入牛肉を国産牛肉と偽装したことを全面的に認め、謝罪した。
吉田社長は冒頭、「このような事態が発生したことは大変残念で誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」と深々と頭を下げた。
吉田社長によると、昨年十一月に「偽装している」との情報が同社に寄せられ、調査に乗り出したが、その時は確認できなかったという。
今回の偽装発覚に吉田社長は「関西ミートセンター長の独断だった」とした上で「一番困っているのは生産者。業界の一員としていっときも早い消費回復に努力してきたが、何をやっているんだと怒りの気持ちでいっぱい」と述べ、陳謝した。
グループ企業の雪印乳業の集団食中毒事件にも言及。「それだけにリスク管理を徹底してきたつもりだったが、まだまだ足りなかった。信頼を失い申し訳ない」と、顔をゆがめた。