(回答先: アルツハイマー病誘因物質生成 微量アルミで促進?読売新聞 投稿者 小耳 日時 2002 年 3 月 22 日 12:05:53)
ブラジルのアマゾン川流域に原生するガラナに、アルツハイマー病のぼけ症状を和らげる効果があることが鈴鹿医療科学大(三重県鈴鹿市)の鈴木郁功教授らのグループの研究で分かった。今月26日から千葉市で開かれる日本薬学会で発表する。ガラナの実はブラジルでは民間薬として古くから滋養強壮に用いられ、日本でも健康食品店などで粉末やカプセルが売られている。
実験では疑似的なアルツハイマー病症状を起こさせたマウスに濃縮ガラナを投与。半日絶食させた後、八方に放射状に分かれた通路の一つの端にだけえさを置いた装置で、えさに到達するまでの時間を計った。通路は色によって識別可能で、えさがある通路を覚えるのが早いほど、早くえさにありつける。実験では3日目以降に顕著な差が表れ始め、ガラナを与えた5匹のマウスは、ほかの5匹に比べて平均で約3分の1の時間で到達できるようになったという。ガラナの成分が、脳の海馬にコリンアセチルトランスフェラーゼと呼ばれる 記憶力を促進させる酵素を分泌させることが主な原因とみられる。
〔共同〕
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020322CIII136121.html