投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 02 日 14:16:33:
牛を原料にした加工食品に狂牛病関連の特定危険部位(脳、せき髄、目、回腸遠位
部)が混入している可能性があるとして、厚生労働省は2日、製造メーカーに製品の
点検のほか、特定危険部位を使用している場合には同省への報告と、製造・出荷の自
粛を指導することを決めた。狂牛病の発生国になったのを受けた対応で、今週中に食
品関係団体や都道府県に通知する方針だ。
同省新開発食品保健対策室によると、点検の対象となるのはスープや調味料に使わ
れる牛エキスや骨を粉末状にした骨粉、健康食品などに使われるコラーゲンなど牛の
成分を抽出、濃縮した製品。製造に当たって事前承認が必要な医薬品と違い、加工食
品の場合、どのような成分が使われているか実態把握が難しいという。このため、国
際獣疫事務局(OIE)の基準で、感染の危険性が高いとしている四つの部位の混入
の有無をチェックすることになった。
ただ、店頭に並んでいる場合は「回収は難しい」としている。特定危険部位につい
ては、同省は既に生後12カ月以上の牛の脳、せき髄、目、すべての牛の回腸遠位部
(小腸の一部)を対象に、食肉処理の際に除去し、焼却するよう指導している。法に
よる規制については、「今後の議論」(同室)としている。
[毎日新聞10月2日]
このページの感想 |