投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 12 月 01 日 13:15:06:
「肉骨粉使っていない」 狂牛病3頭目、群馬の農家
国内3頭目の狂牛病と確認された乳牛を出荷した群馬県宮城村の酪農家は1日、「飼
料はすべて県経済連から買っている。ビタミン剤を混ぜているくらいで肉骨粉は一切
使っていない」と苦悩の表情を浮かべた。
乳牛57頭を飼育している。狂牛病の乳牛は96年にこの酪農家で生まれた。「県
や農協の指導でやってきただけなのに、なぜこんなことになるのか」と酪農家。家族
の一人は「昨夜は一睡もできなかった。神経症状などはなかった」と目を充血させ、
疲れ切った様子だった。
酪農が盛んな赤城山ろくに広がる宮城村(人口約8300人)は、約2300戸の
うち畜産農家が120戸を占める。肉牛、乳牛合わせて9570頭いる。
桜井敏道村長は「村の農業生産額の8割以上が畜産。非常にショックだ」と沈痛な
表情で語った。村はこの日午前、「村牛海綿状脳症(狂牛病)対策本部」を設置し、
今後の対策を協議し始めた。
群馬県牛海綿状脳症対策本部によると、酪農家が使っていた飼料は農協系など3社
が製造したもので、成分などを調べている。県内では30日までに約3700頭を検
査、和牛3頭が国の2次検査に回されたが、いずれも「シロ」。本部長の高山昇副知
事は、30日深夜の会見で「結果は非常に残念だが、感染経路の詳細は調査を待つし
かない」と話した。(11:25)
http://www.asahi.com/national/update/1201/007.html
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