投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 30 日 21:53:46:
10/30 18:45 女性に根強い不信感 情報に敏感な学生も 経済31
共同
政府の狂牛病対策をめぐり、学生や三十―四十代の女性がより敏
感に反応し、食生活を積極的に見直していることが三十日、共同通
信社の全国緊急電話世論調査で分かった。
食肉処理される牛の全頭検査がスタートした十八日、政府が出し
た安全宣言については「全く信用できない」「あまり信用できない
」と答えた女性が計59・7%に上り、男性の計53・3%を上回
った。
信用できないとの回答を年齢別でみると、女性は七十歳以上を除
く二十―六十代のすべてで60%を超え、狂牛病対策への不信感は
女性の方が根強いことをうかがわせた。職業別では、携帯電話など
を駆使し最新情報を集める学生の割合が高く、直接間接の被害を受
けている農林漁業者は38・7%にとどまった。
また、狂牛病の発生で「牛肉を食べる回数や量が減った」と答え
た人のうち、最も比率が高かったのは三十―四十代の女性と学生で
、いずれも50%前後が食生活を見直している。
安全宣言は牛肉離れに歯止めをかけたい政府の切り札だったが、
根強い不信感を抱く女性や学生たちの信頼を取り戻すには相当時間
がかかりそうだ。
(了) 011030 1844
[2001-10-30-18:45]
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