投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 22 日 14:43:33:
回答先: 大本営は、狂牛病を公表しない手段に出た 投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 22 日 14:12:27:
現在の検査法では、最高精度のELISAでも
「マウスバイオアッセイでの1000 LD50程度が検出限界」
*マウスバイオアッセイ:マウスへの脳内接種で発病を見る
*1000 LD50:致死確率50%。その1000倍の濃度。
一次検査でさえ、相当な濃度でないと判定できない。
すなわち、狂牛病で死にそうなほど発病しているものは検知できるが、
狂牛病になりかけで、まだ発病してない牛を検知する方法は現在無い。
一次検査で陽性、すなわち「クロ」と判定されたものでも、
2次検査にまわして、陽性をうち消す。
そのうらで、こっそり一次検査クロを処分するのかな?いかにも日本的だ。
検査している方のモラルも問われるかもね。
まじめに検査して、陽性をだしちゃう検査員はクビ切られたりして。
いいかげんな検査して、陽性でても陰性にしちゃう検査員がいて、
そういう人が偉くなって、陽性を出した検体は、かならずその
「偉い」検査員が再検査することになったりして。いかにも日本的だ。
死者が相当でないと、改善されない国、それはどこの国?
----------------------------------------------------------------
牛についてのBSE検査法
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses01-110.html
(1) Wallac DELFIA試験。
英国のE.G. & Wallac社が開発したものです。非競合免疫測定法(DELFIA)
というもので、プリオン蛋白に対する2種類のモノクローナル抗体を用いるも
のです。感受性は69.8%、特異性は89.8%、希釈度試験では10の1乗
(10倍)では検出されませんでした。
(2)プリオニクス・テスト
スイスのPrionics社のものです。ここはプリオン遺伝子の分離を行った
Bruno Oeschが設立したものです。プリオン蛋白に対するモノクローナル抗
体を用いたイムノブロッティング(ウエスタンブロット)による蛋白分解酵素抵
抗性プリオン蛋白PrPResの検出試験です。感受性、特異性ともに100%、
希釈度試験では20サンプル中の15サンプルが10の1乗(10倍)希釈で
検出されています。検査時間は7−8時間。スイスでは定期検査に採用さ
れており、1日に200頭が検査されているとのことです。
(3)エンファー・テスト
アイルランドのEnfer Technology社のものです。プリオン蛋白に対するポ
リクローナル抗体を利用した化学発光ELISAです。感受性、特異性ともに
100%です。希釈度試験では、10の1乗(10倍)および10の1.5乗です
べて陽性です。検査時間は4時間以内で、1997年に市販になりました。
1997年の野外試験では3000頭の脊髄サンプルが調べられ、発売後1
998年には15,000頭のサンプルが調べられているとのことです。
(4)CEAテスト
フランス原子力委員会(Commissariat a lEnergie Atomique)が開発した
もので、バイオラド Bio-Rad社から発売されています。プリオン蛋白に対
する2種類のモノクローナル抗体を利用したサンドイッチ免疫試験による
PrPResの検出で、検査時間は24時間以内です。ただし、オートメーション
化で短縮可能と言っています。感受性、特異性ともに100%、希釈度では
10の2乗(100倍)がすべて陽性、10の2.5乗では90%が陽性です。
このページの感想 |