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(回答先: Re: 自由について再考 投稿者 あっしら 日時 2002 年 6 月 01 日 23:41:59)
ぼくの場合、働いて給料をもらうようになり、生活費を除いた分を自分の好きなようとに使えることを実感したとき自分は新しい自由を手に入れたと思いました。
フランス革命のスローガンは「自由。平等、博愛」だったわけですが、こうした”美しい言葉”は人々の心に訴える力を持ちます。もし海外渡航の自由の代わりに、隣国ベルギーとの間での検問手続きを簡素化せよでは訴求力が欠けると思います。
もちろんそれは為政者側の発想なのですが、実はほとんどの人もそうした高邁な理念で説明されたほうがかえって納得する傾向があります。
われわれが本当にそれが自分にとって必要な自由なのかを考えるようになれば、為政者の間になんらかの妥協点が生まれると考えます。例えあいまいであっても理念は必要と考えます。”人はパンのみに生きるにあらず”金が人類を魅了するのと同様にそうした理念も人類を魅了しつづけると考えます。最近、ヨーロッパで人気の出てきた幸福の経済学もまた、富の極大化を否定し、経済活動の目的は幸せの極大化であると主張しており、個人的に大いに共感を覚えます。