(回答先: Re: 「グローバリズム」の実現で発生するであろう国内の“敵”と戦うため 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 13 日 15:45:29)
あっしらさん、こんばんわ。
招き猫です。
ご説には、かなりの部分で納得いたします。つまり、先進主要国で起こりつつある「社会崩壊」に対処するためですね。テクノロジーの進展やシステムの老朽化のせいでしょうか?
日本でも起こっている特異な犯罪や、金融のオフショアー化など様々な事象が、17,8世紀に形作られた近代社会や国家の概念では対応できなくなりつつあるように思います。三権分立で有名なロックは日本で言えば江戸中期の人。ルソーの社会契約論は1762年の書物。すでに250年も前の枠組みで現在の社会は形作られていますから。
ただ、日米に関して言えば、ヨーロッパ諸国(英国はのぞく)とは明らかに一線があるように思います。テロに対しての見解も、相当の距離があるようですし・・。(日本のメディアのこの問題に対する冷淡さ、無関心さにはあきれるばかりですが・・・これについてもインターネットという情報伝達、収集手段の激変が社会を大きく変えている一例ですね)
日米両国における戦争の足音は、あまりにも靴音高いように思います。元来た道をまた、辿っているのではないでしょうか?
ただ、日米の政府にはもっと具体的な「危機」が存在しているような気もします。私のような存在ですら、アメリカのバブルとその崩壊の危機が、経常赤字が膨大にふくれあがったドルに危機をもたらす可能性に気がついています。そして、それが日本の金融システム破綻から連鎖的に起こりうるという可能性についても。
日銀の山口副総裁の講演。
ニューヨークタイムズの記事。
こういったものを読んで、今や単なる疑問ではありません。
世界的な金融危機が起きる確率は、どんどん高まりつつあるように思います。それのリスクについてアメリカ政府が解っていないとは考えられません。日本と異なり、銃の使用が認められているアメリカで、金融システムが閉鎖になったとき何が起きるでしょうか?