投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 17 日 15:03:44:
回答先: <露潜水艦事故>救出活動は難航 大統領は「危機的状況だ」(毎日新聞) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 16 日 23:11:32:
【モスクワ17日石郷岡建】
ロシアのプーチン大統領は16日夜、バレンツ海に沈没した露北方艦隊所属の大型原子力潜水艦「クルスク」の事故対策についてクリントン米大統領と電話で協議した。その後、クロエドフ海軍総司令官に対して「乗組員救助のため、どこの国であろうとあらゆる援助を受け入れよ」と命令した。ロシア海軍の救助チームは16日夜から17日未明にかけて潜航艇を使った救出活動を続けているが、潜水艦とのドッキングには成功しておらず、乗組員の生還については悲観的な見通しが広がっている。
電話会談では、クリントン大統領は「ロシアが必要とするどのような形での援助でも行う用意がある」と発言し、プーチン大統領は謝意を表明した。
一方、ロシア海軍の救出チームは潜航艇3隻目を新たに投入し、懸命の救出活動を続けているが、風速が十数メートル、波高が2メートル以上あり、視界も悪く、潜水艦後尾の救出ハッチへのドッキングは失敗した。
クロエドフ海軍総司令官は16日「艦内の酸素は25日までもつはずだ」と語ったが、軍関係の間には潜航艇による救出活動は限界で、別の方法を探すべきだとの意見も出始めている。
ただ、当初計画された浮き舟による潜水艦の浮上や移動については、時間がかかりすぎ、技術的にも問題があるとの指摘が多い。
英国海軍が派遣した救命艇「LR5」の到着は19日夜の予定で、それまではロシア潜航艇によるドッキング作業を続ける方針。
乗組員の安否については、イリン海軍総司令部第1副司令官が16日夜「潜水艦からのシグナルはまだ聞こえている」と述べたが、その発言はあいまいで、乗組員の安否は極めて不確かな状況にある。潜水艦周囲の海底の温度は4度以下で、艦内の温度は急激に低下しており、生存している乗組員も寒さで体力が消耗している模様だ。
[毎日新聞8月17日] ( 2000-08-17-10:45 )