投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 16 日 13:14:30:
回答先: 大主教ニコライの日記の一部、邦訳出版される(讀賣) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 16 日 13:04:36:
【モスクワ15日=瀬口利一】
ロシア正教会の高位聖職者会議は十四日、ソ連時代に当局により殺された信者約八百六十人を「聖人」に認定することを決めた。これは、正教会としてロシア革命に対する歴史的清算を行ったものといえる。注目されるのは、ロシア最後の皇帝ニコライ二世とその家族が含まれている点だ。ニコライ二世一家の列聖問題をめぐっては、「受難者」として聖人に加えるべきだとする見解と、ロシア革命の引き金となった血の日曜日事件(一九〇五年)などを起こした為政者として列聖はふさわしくない、とする反対意見で国論が二分されていた。
今回の決定により、ニコライ二世は宗教的崇拝の対象として正式に権威付けされたことになる。
タス通信によると、聖人に認定されたのは、ニコライ二世とアレクサンドラ皇后、皇太子アレクセイ、オリガ、タチヤーナ、マリヤ、アナスタシアの四姉妹。正式の布告は二十日、モスクワの「救世主キリスト大聖堂」で行われる。
★をを、アニメ映画で有名なアナスタシアも聖人ですか。
ニコライ二世家族は聖人のカテゴリーの一つ「受難者」に列せられる。聖人には、受難者のほかにも、「亜使徒」「克肖者」(神のように他人に尽くした人)など約三十の種類がある。
キエフ公国にキリスト教を受け入れたウラジーミル大公やロシアのイコン(聖像画)画家アンドレイ・ルブリョフ、東京にある「ニコライ堂」創設者ニコライ大主教なども列聖されている。
ニコライ一家は一九一八年七月、ウラル地方のエカテリンブルクで革命軍に銃殺された。ニコライ二世のものとみられる遺骨は九一年、市郊外で発掘されたが、遺骨の真偽をめぐる論争が続く中、政府の特別委員会がDNA鑑定などを進め、九八年に「遺骨は本物」との調査結果を発表した。
これを受けて、九八年七月、エリツィン前大統領らが出席して、歴代皇帝が眠るサンクトペテルブルクのペトロパブロフスク聖堂に遺骨を埋葬したが、ロシア正教会のアレクシー二世総主教は遺骨の信ぴょう性に疑念があることを理由に、出席をやめた経緯がある。
ニコライ二世の親族で最年長のニコライ・ロマノフ大公はタス通信とのインタビューで「ロシア国民にとって非常に重要な知らせとなるだろう」と歓迎した。