投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 7 月 14 日 16:42:24:
★ローマの休日もかくやですな。結婚に成功すれば、超逆玉の輿ですね。
【ロサンゼルス13日=鳥海美朗】
中東バーレーンの国家元首、ハマド首長一族の王女が同国に駐留していた米海兵隊員と駆け落ちし、偽造書類で渡米して結婚、「イスラム教のタブーを犯したので、もう国には戻れない」と、政治亡命を求めている。二人は今、カリフォルニア州の海兵隊基地で肩を寄せ合って暮らしている。十七日には米移民帰化局(INS)の審問が行われるが、米政府は、ペルシャ湾の戦略上重要な同盟国との摩擦を避けたいだけに、“王女の恋”の取り扱いに苦慮している。
この王女は、ハマド首長のいとこの娘にあたる、メリアム・アル・ハリファ王女(一九)で、相手は米海兵隊員のジェイソン・ジョンソン上等兵(二五)。バーレーンは米英両国と防衛協定を結んでおり、首都マナマには米第五艦隊の司令部がある。同上等兵は今回の問題が不祥事となって伍長から降格された。
ロサンゼルス・タイムズ紙などによると、メリアム王女は昨年、マナマのショッピングモールで、同国に派遣されていたジョンソン上等兵と出会い、愛し合うようになった。ジョンソン上等兵は当初、彼女が王女だとは知らなかったという。
隠れた二人の交際を知った王女の両親は激怒し、王女は軟禁状態にされたが、二人は電話で連絡を取り合い、ジョンソン上等兵の任期が終わり、帰国が迫った昨年末、駆け落ちを決意。王女はだぶだぶの服に、野球帽で長い髪を隠し、パスポート検査を免れるため、ジョンソン上等兵が用意した偽造の米海兵隊書類を使って一般旅客機に乗り込んだという。しかし、シカゴで入国しようとした際、バーレーン当局から連絡を受けたINSに違法入国として摘発された。
米国務省はただちに国外退去を求めたが、王女は「(非イスラム教徒に恋してはならない)イスラム世界の戒律を破った。帰国すれば虐待・迫害される」と主張し、政治亡命を求めた。そして、INSの決定が出るまでの猶予期間を逆に利用して二人はラスベガスで結婚した。
在ワシントンのバーレーン大使館スポークスマンは産経新聞に対し、「今回のケースは政治や王室の問題というより、一家族内の問題。王女が帰国しても裁判にかけられたり、刑務所に入れられたりすることはない。王女の家族は帰国を強く望んでいる」と話している。