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回答先: 火星の地表直下に水か…NASA発表(読売) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 6 月 23 日 13:50:38:
火星の地表近くに地下水源があるかも知れないことが、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーから届いた画像の分析でわかった。比較的最近に地下水がしみ出したともみられる地形があった。地下水があれば、火星に生命が存在する可能性が出てくるほか、将来の有人基地建設も格段に楽になる。詳しくは30日発行の米科学誌サイエンスに報告される。
NASAは、2万枚以上の高解像度画像をもとに細かな地形を調べた。その結果、地下水がしみ出して地表面を流れたとみられる数キロ規模の地形が、これまでに約120カ所見つかった。水源にみえるくぼ地と、そこから延びる水路のような谷、流された堆積物(たいせきぶつ)が広がったような地形の3点セットで、こうした地形にはクレーターがほとんどなく、比較的最近まで水が流れていた可能性がある。
研究者らは「時折、水がしみ出しては氷や土砂を押し流したと考えられる。今も続いているかもしれない」という。
ただ、数が少なく、場所も限られているため、地下水があるにしても量は少ないとも予想される。また、昔にしみ出しが止まったと考えられる地形が見つかっていないなど、なぞも残っている。
火星は、液体の水が存在しにくい惑星だ。気温が低いので氷は存在できるが、昼間に気温が上がって水になると、大気圧が低いため、どんどん蒸発し、宇宙空間に逃げてしまう。
表面にはかつて大河や海があったことをうかがわせる大規模な地形があるものの、こうした地形の上には後から落ちてきたいん石のクレーターがくっきりと残り、最近は水が流れていないことを示している。
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