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06/20 16:18 21世紀には昇る?沈む? 米外交誌に日本論2題 外信61 #01
【ワシントン20日共同】近く発売される米外交専門誌「フォー
リン・アフェアーズ」最新号は、二十一世紀の日本について「昇る
太陽」「沈む太陽」と題した二論文を掲載、現状の日本の政治・経
済改革に対する対照的な見方を紹介した。
「昇る太陽」は米サザンメソジスト大学のヘルウェグ研究員の論
文。日本の金融制度改革を評価し、情報技術(IT)産業を中心に
「静かに経済改革のおぜん立てが進んでいる」と、明るい未来を予
測した。
これに対し、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大のマル
ガン教授は、日本の政治家や官僚が「経済再生にとって死活的に重
要な改革を脱線させている」と批判、悲観的な将来の見通しを示し
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た。
(続) 000620 1618
[2000-06-20-16:18]
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06/20 16:18 21世紀には昇る?沈む? 米外交誌に日本論2題 外信61 #02
ヘルウェグ氏は日本の銀行再編、企業系列の崩壊、外国企業の資
本参加などを改革の成果とし「国家指導の経済から自由市場経済へ
と確実に変わってきた」と積極的に評価した。
政治改革の遅れに懸念しながらも「今日の経済改革は政治に左右
されることはない」と、政府の関与なしに経済再生は達成できると
の見方を示した。
一方、マルガン氏は「金融危機が遠のき、経済回復の兆候が見え
たことで、日本政府はペダルを逆に踏んでいる」と、改革の逆行を
指摘。「最大の欠陥は政治家の慢性的無能さだ」と、自民党幹部ら
を名指しで批判、利益誘導型政治からの脱皮を促した。
(了) 000620 1618
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