与党、安定多数の勢い…終盤情勢(読売)

 
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投稿者 田中 光一 日時 2000 年 6 月 20 日 04:34:15:

回答先: 「投票を決めた人」への調査だと自公圧勝? 投稿者 眼狐 日時 2000 年 6 月 19 日 23:25:23:

 第四十二回衆院選の投票を二十五日に控え、読売新聞社は十七、十八の両日、全国の有権者二十二
万五千人を対象に世論調査を実施し、全国総支局を通じた取材なども加味して終盤情勢を探った。そ
れによると、「政権選択」を訴える自民、公明、保守の与党(改革クラブ含む)は、二百五十四議席
の安定多数を確保する勢いを見せており、自民党は小選挙区選、比例選とも優位な戦いを進め、単独
で過半数(二百四十一)をうかがう情勢だ。
 民主党は小選挙区選でやや伸び悩み気味だが、約四十の自民党との対決区で追い上げ、比例選でも
競り合っている。公明、共産両党は、比例選でそれぞれ二十議席を固めつつある。保守党は小選挙区
選で十近い議席を獲得しそうで、自由、社民両党は公示前勢力に届くかは微妙となっている。ただ、
小選挙区選で四割、比例選で三割の有権者が、投票する候補者や政党を挙げておらず、投票率によっ
ては、情勢が大きく変動する可能性がある。
 今回の衆院選では、小選挙区選(定数三百)に千百九十九人、全国十一ブロックの比例選(同百八
十)に比例単独と小選挙区選との重複を合わせて九百四人が立候補している。
 小選挙区選では、今のところ当選が確実、有力な候補者は百五十一人で、このうち百三十二人が自
民党となっている。残りの百四十九議席をめぐり各党、各候補者がし烈な戦いを展開している。
 自民党は全国的に優勢で、特に、群馬、富山、岐阜、鳥取、島根、岡山、愛媛の各県では議席を独
占する勢いだ。前回苦戦した大阪府では三人の当選が有力なほか、四人が当落線上で優勢な戦いを進
める。
 民主党は当選確実、有力な候補者は、鳩山代表、羽田幹事長、菅政調会長ら九人にとどまってい
る。ただ、鳩山氏の地元・北海道や、東京、愛知などの大都市と県庁所在地などの都市部を中心に約
九十選挙区で、自民党と当落上の戦いを展開。このうち約四十選挙区で自民党を急追している。
 公明党は、自民党との選挙協力によって一議席確保が有力なほか、十二人が当落線上の戦い。比例
選を含め公示前勢力には届かない情勢だ。
 共産党は東京、大阪、兵庫、京都などの都府県で、当落線上に九人が並んでいる。保守党は海部元
首相、野田幹事長、二階運輸相ら五人の当選が確実あるいは有力。自由党は小沢党首、社民党は土井
党首の当選が確実な状況だ。
 定数が二十削減された比例選では、自民党が比較的安定しているが、大都市を含むブロックでは民
主党の健闘が目立っている。
 自民党が優位に立っているのは東北、北関東、北陸信越、中国、四国、九州の各ブロック。民主党
は北海道、東京、東海の各ブロックで第一党の座をうかがい、南関東、近畿両ブロックでは自民党と
トップ争いを演じている。東北、九州両ブロックを除く全ブロックで公示前と同数以上の議席を獲得
する勢いだ。
 公明、共産両党は、全ブロックで議席を確保したうえで、北関東、南関東、東京、東海、近畿、九
州の各ブロックで複数議席をうかがう。自由党は、地盤とする東北など八ブロックでそれぞれ一〜二
議席を獲得しそうな情勢。社民党は、九州など七ブロックで議席獲得を視野に置いている。
 保守党は東海、近畿両ブロックで議席に届くかどうかが焦点。無所属の会は厳しい戦い。自由連合
も地盤の九州ブロックで議席を目指すが、微妙な情勢だ。



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