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フジテレビ制作のテレビ番組「料理の鉄人」は、米国でも「アイアン・シェフ」として放映され、一部に熱狂的なファンを生んでいるが、最近ニューヨークで収録された日米対決編で、負けた米人シェフが番組は八百長だと批判している。
十九日発売の米週刊誌「タイム」が伝えた。怒っているのはニューヨークの南西部料理の店「メサ・グリル」の料理長ボビー・フレイさん。
番組は日本では放映済みで、米国では二十五日にケーブルテレビで放映される予定。
ニューヨークの人気日本料理店「ノブ」の総料理長で鉄人の森本正治さんと、カニを材料に一時間の勝負をしたが、料理の場所も調理用具も自分のほうが劣ったものを与えられたと主張。
「指は切るし、感電はするし、プロレスショーだ」と批判している。
フレイさんは料理の後で、テーブルに飛び乗り「ひどいじゃないか」と大声で抗議したが、森本シェフは「神聖なまな板に足をのせるなんて。あいつは料理人じゃない」と批判した。
フジテレビ広報部は「場所も材料も道具も同じ条件で、審査員は四人とも米国人だった。(タイムの)原文を読んでいないので分からないが、八百長との批判は当たらないし理解できない」としている。