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05/23 10:08 2年ぶり聖骸布公開へ 外信41
【ローマ22日共同】キリスト生誕二千年祭行事の一環として、
処刑されたイエス・キリストの遺骸(いがい)を包んだと言い伝え
られる「トリノの聖骸布」が約二年ぶりに八月十二日から十月二十
二日まで公開される。
聖骸布は長さ四・四メートル、幅一・二メートルの黄ばんだ亜麻
布で、男の人影が写っており、本物かどうかが長年論争の的になっ
ている。管理するトリノのセベリノ・ポレト大司教は二十二日の記
者会見で「信仰ではなく科学が結論を出すべきで、新たな調査の可
能性を排除しない」と述べた。
一九八八年の調査では、炭素同位元素を利用する年代測定法によ
り、布は一二六○年から一三九○年の間の物と鑑定された。事実と
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すれば偽物となるが、バクテリアなどに汚染されていれば年代は大
きく変動するなどとする異論も多く、結論は出ていない。
(了) 000523 1008
[2000-05-23-10:08]