突如として出現した巨大な蛇の正体は?<ツチノコかも(^^;;

 
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投稿者 SP' 日時 2000 年 6 月 12 日 18:44:19:

回答先: 南海の未知生物を追う!!(『ムー』91年9月号) 投稿者 SP' 日時 2000 年 6 月 12 日 18:31:18:

『ムー』98年2月号「未知動物の宝庫 秘境アマゾン」より抜粋。

文=並木伸一郎


●体長40メートルの大蛇目撃!
 アマゾン川流域を覆う広大な熱帯雨林の奥深くには、現在も“魔境”と呼ばれる、人跡未踏の地域が果てしなく広がっている。
 そこには、いまだに未知の動物たちがひっそりと人知れず棲息し、地元の住民がときおり、偶然に遭遇するという話以外は、その存在を確認する術はない……。
 南米ペルーの首都リマから、北東に約270キロほど離れたアマゾンのジャングルの奥にあるヌエボ・タクナ村に、ある日、体長が40メートル、胴の太さが5メートルにもなる巨大な蛇が出現した!
 1997年8月20日、その村に住むルイス・イルマは、村はずれの練習場で仲間たちとサッカーに興じていた。そこに、巨大な蛇がジャングルの中から突如、現れたのである。
「バス2台分はゆうにある大きさの蛇だった。真っ黒な体をくねらせて滑るように音もなく現れ、またジャングルへそのまま戻っていったんだ」
 イルマはそう語りながら、そのときの驚愕と恐怖を思いだしたかのように体を震わせた。
 大蛇はジャングルの木々をなぎ倒して姿をくらましたというが、それが通った後には、トラックが通れるほどの道ができており、300人以上もの村人たちがそれを確認しているという。
 大蛇の目撃者はイルマのほかにも5人ほどいた。そのため、話はまたたく間に村中に広がった。とてつもない大きさの蛇の出現で、村人たちは恐怖に駆られ、漁師は魚捕りにも行けないありさまだった。
 ペルー国営のラジオ局は、住民が大型建設機器を大蛇と見間違えたのではないか、と懐疑的な見方をしている。が、このジャングル周辺には大型機器の搬入が許されていないため、地元の人々は見間違い説を真っ向から否定する。
「何かがいることは確かだ。目撃したものがどんなものか定かではないが、巨大な生物が存在しているのは間違いない」
 それにしても、蛇はどれほど巨大化するのであろうか。今回の事件で報じられているような、体長40メートルなどという蛇は本当に存在するのだろうか。
 もし、仮に目撃者たちの話が誇張されて伝えられたものだとしても、蛇がかなりの大きさだったことは確かだろう。
 過去の報告を見てみると、アマゾン川流域での大蛇出現の話はこれまでにも数多くあり、また、実際に巨大化したアナコンダが人間を襲う、という事件もごく稀にだが発生している。
 たとえば、1990年9月27日、体長10メートルものアナコンダが農民を呑み込む、という事件がブラジル南部にあるマット・グロッソの奥地で起こっている。
 このニュースが報じられたとき、動物学者の一部は懐疑的な意見を述べた。アナコンダが8メートル以上に大きくなることはなく、人間ほど大きな動物を襲うこともないと主張したのだ。だが、事件が起きたのは紛れもない事実。
 また未確認動物の研究者からもすぐに反論が出た。
 シカゴ大学の生物学者ロイ・マッカル博士はいう。
「アナコンダが8〜10メートルに成長することはよくある。ブラジルのブタナン大学には、10メートル強にまで成長したアナコンダの標本が、実際に保存されている。
 また、エル・ドラド(黄金郷)を求め、1952年にマット・グロッソに消えた著名な探検家パーシー・フォーセット大佐も、体長18メートルのアナコンダに遭遇、射殺したという記録を残している」
 実際の大きさがどのくらいだったかはともかくとして、蛇が想像以上に巨大化するという可能性は大いにあるというわけだ。
●伝説の大蛇“コブラグランデ”
 また、アマゾンには“コブラグランデ”という大蛇の伝説もある。
 リオ・プルスという町に住むガイドのアマリーリョ・オリベイラは、20年前にその伝説のコブラグランデに遭遇した人物である。
 ある夜のこと。松明の明かりを頼りに船を走らせていた彼は、水面に丸太のようなものが浮かんでいるのを見た。
 このすぐ脇を通り抜け、なにげなく振り返ると、なんとその丸太が、ゆっくりと向きを変えているではないか。よく見ると、それには模様がついていて、先端には頭があり、木の根っこのような角が生えていた。しかも、目は暗闇の中で無気味な緑色に輝いていたのである。
「怪物だ!」
 彼はそう叫ぶと、大急ぎで船を漕いで岸までたどり着き、転びながら川岸に駆け上がったという。
 その後数日間、川では水中を泳ぎ回るとてつもなく大きな生物の目撃事件が多発した。
 また、ブラジルの奥地でも、似たような目撃事件が相次いでいる。目撃するのはもっぱら現地の漁師たちだ。そのひとり、ドロギバル・サビーノが漁の最中にリオネグロ周辺で目撃したのは、体長20メートル、胴の太さが1メートルという大蛇で、頭に角とも瘤ともつかないものが突きでていたという。
 しかし、巨大な蛇はともかく、頭に角の生えた大蛇というものが本当に存在するのだろうか。地元の古老の話によると、成長しきったアナコンダは下顎の牙が異常に発達するため、上顎の表皮を突き破ってしまうことがあり、それを角と誤認するのだという。
 また、水棲の蛇は目の部分が少し盛り上がっているので、とくに夜間の場合、蛇の大きさに驚き、この部分を角と見間違えることもあるという。
 さらに、アナコンダは体内の脂肪が表皮まで押しだされた結果、角状の隆起ができることもある。それが頭にできれば、角のように見える可能性もある。
 それでは、冒頭で紹介したとてつもない大きさの蛇の存在はどうだろうか。
 これにもある程度、学術的な説明ができるかもしれない。
 水中では陸地ほど重力の影響を受けないため、体型が大きくなる傾向がある。最大の哺乳類であるクジラなど、そのいい例だ。
 したがって、特定の棲息環境さえ整えば、“通常”とされている大きさの2〜3倍まで成長する可能性がある。そうなると、全長20〜30メートルのアナコンダがいたとしても少しも不思議ではないのだ。
 もしかしたら、先のサッカー練習場に出現した大蛇は、伝説の“コブラグランデ”だったのかもしれない。




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